「不登校で高校中退……この先どうなるの?」 「高卒認定って聞いたことはあるけれど、仕組みがよくわからない」
そんな将来への不安を感じていませんか?
この記事では、不登校専門塾の視点から
- 「高卒認定」と「高卒」の決定的な違い
- 不登校生にこそ「高認」がおすすめな理由
- 実際に進路を切り開いた合格者の体験談
を、現実的にわかりやすく解説します。
そもそも「高卒認定試験(高認)」とは?高卒資格との違い

まずは基本を知ることから始めましょう。
「高認」=「高卒」ではない?
正式名称は「高等学校卒業程度認定試験」。かつては「大検(大学入学資格検定)」と呼ばれていたものです。
もっとも重要なポイントは、これに合格しても最終学歴は「高校卒業」にはならない(中卒のまま)という点です。
「えっ、それじゃ意味がないのでは?」と思われるかもしれませんが、ご安心ください。
高認に合格することで、「高校を卒業した人と同等の学力がある」と国から証明されます。
これにより、大学・短大・専門学校の受験資格が得られるのです。
そして、それらの学校を卒業すれば、最終学歴は「大卒」や「専門卒」となり、履歴書上のハンデは完全に消滅します。
なぜ不登校生にとって高卒認定が最適なのか
全日制高校に通い続けることが苦しいお子さんにとって、高認は以下の3つのメリットがあります。
- 出席日数が関係ない:毎日朝起きて学校に行く必要がありません。
- 嫌な人間関係がない:集団生活によるストレスから解放され、勉強だけに集中できます。
- 飛び級のような使い方が可能:高校1年生で中退しても、高認に受かれば18歳の時点で同級生と一緒に大学受験が可能です。留年する必要がないのです。
不登校でも高卒認定試験で不利にならない3つの理由

「高校を中退して1年経ってしまった」「勉強なんて中学レベルで止まっている」
そんな状況から「もう手遅れだ」と諦めてしまう親子が非常に多いですが、それは大きな間違いです。
理由1:高認試験の合格ラインは意外と低い
大学入試のように、他人と点数を競い合う試験ではありません。
「基礎学力があるか」を確認する試験です。
実は、合格ラインは100点満点中40点〜50点程度と言われています。
教科書レベルの基礎問題が中心で、難問奇問は出題されません。中学レベルから復習を始めても、半年〜1年あれば十分に全科目合格が狙えるレベルです。
理由2:一度合格した科目は「一生有効」
高卒認定試験は、一度に全8〜10科目に合格する必要はありません。
「今回は得意な国語と英語だけ」「次は数学」というように、数回に分けて受験することが可能です。
一度合格した科目は「科目合格」として生涯有効なので、体調に合わせて少しずつクリアしていけば良いのです。
理由3:高校の単位を引き継げる(免除制度)
もし高校に1年生まで通っていた、あるいは少しでも単位を取得していれば、その科目は高認試験で「免除」になる可能性があります。
自分がどの科目を免除されるのかを確認することで、「あと数科目受けるだけでよかった!」と希望が見えてくるケースが多々あります。
高卒認定試験の内容について
ここでは「何から始めればいいかわからない」という方のために、具体的な仕組みを整理します。
受験資格と日程
- 受験資格:その年度の3月31日までに満16歳になる人(高校1年生と同じ年齢から受験可能)。現在、高校に在籍していても(休学中でも)受験可能です。
- 試験日程:年に2回(例年8月と11月)実施されます。
試験科目は基本8科目
以下の科目をクリアする必要があります。(選択により数は変動します)
- 国語(必修)
- 数学(必修)
- 英語(必修)
- 地理歴史(「世界史A/B」から1科目+「日本史A/B・地理A/B」から1科目)
- 公民(「現代社会」または「倫理・政経」)
- 理科(「科学と人間生活」+「物理/化学/生物/地学基礎から1科目」など組み合わせ多数)
「理科や社会の組み合わせが複雑でわからない」という質問をよく受けますが、文部科学省のガイドラインや、当塾にような高卒認定に強い塾に相談して、最も負担の少ない組み合わせ(合格しやすい科目)を選ぶのが戦略の鍵です。
不登校から高認を経て成功した3人の体験談
ここでは、当塾で実際に高卒認定試験に挑戦し、それぞれの道を切り開いた3名の生徒の体験談をご紹介します。
ケース1:A君(当時17歳)→ 私立大学 理工学部へ進学
【不登校の経緯】 中学2年生の頃から朝起きられなくなり、遅刻・欠席が増加。
「怠けている」という周囲の目に傷つき、高校進学後も症状が改善せず、1年の夏に中退しました。
【高認への挑戦】 「全日制高校への復帰は体力的に無理」と判断し、高認へシフト。オンライン個別指導を受ける時間も午後からに設定しました。
「朝起きなくていい」という安心感が、彼を変えました。 数学と物理が得意だった彼は、理系科目をほぼ満点で合格。
自信を取り戻すと、苦手だった英語にも着手。 「高認は自分のペースで受けられる」ことが最大の勝因となり、1年半かけて全科目合格。その後、生活リズムも徐々に整い、第一志望の理系大学へ進学しました。
【本人からのメッセージ】 「『みんなと同じ時間に学校へ行く』ことができなくても、学ぶ道は閉ざされていないと知って救われました。高認は、僕のような体調に不安がある人間にとっての命綱でした」
ケース2:Bさん(当時16歳)→ 看護専門学校へ進学
【不登校の経緯】 高校1年の時、クラス内のグループ内でのトラブルから無視されるようになり、教室に入ると過呼吸になるように。
保護者の方が無理に登校させようとしましたが、限界を迎えひきこもりに。
勉強は嫌いではありませんでしたが、「人が怖い」という状態でした。
【高認への挑戦】 最初はGoogle Meetのアバター機能で、講師以外とは顔を合わせない環境からスタート。
高卒認定試験は「会場に行かなければならない」というハードルがありましたが、模試を繰り返すことで「試験会場には誰も私を知る人はいない」という事実に気づき、割り切れるようになりました。
高校1年で取得していた単位が使えたため、受験科目は5科目で済みました。 「人の痛みがわかる看護師になりたい」という目標ができ、看護学校へ合格。
【本人からのメッセージ】 「高校を辞めた時は人生が終わったと思いましたが、高認と塾のおかげで再スタートが切れました。遠回りした分、患者さんの気持ちに寄り添える看護師になりたいです」
ケース3:C君(当時18歳)→ 国立大学 法学部へ進学
【不登校の経緯】 県内トップの進学校に入学しましたが、授業のスピードについていけず成績が低迷。
誰にも相談できずに学校に行けなくなりました。
「勉強ができない自分に価値はない」と自暴自棄になり、2年生で退学しました。
【高認への挑戦】 「大学には行きたい。でも高校には戻りたくない」という葛藤の中、高認を知りました。 実は彼の場合、基礎学力は十分にありました。 8月の試験で一発合格。そこから大学受験勉強に切り替え、現役生以上の勉強量をこなし、見事国立大学に合格しました。
【本人からのメッセージ】 「高校という枠組みが合わなかっただけ。高認という制度を使って、結果的に同級生と同じ年度に大学に入学できました。」
まとめ|不登校から高卒認定は、現実的で強い選択肢
- 不登校でも高卒認定は受験できる
- 進学・就職どちらにもつながる
- 一発勝負ではなく、積み上げ型
もし今、
「どうすればいいのかわからない」と立ち止まっているなら、
高卒認定は現実的な第一歩になり得ます。
当塾では高卒認定試験に特化した個別指導を行い、毎年30人以上合格者がでます。
相談だけでも受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

