【中学生・高校生へ】不登校の今だからこそ読んでほしい本15選

不登校の今だからこそ 読んでほしい本15選

「学校に行きたくない」
「これからどうなるのかわからない」。

学校に行っていない時間は、罪悪感や不安で押しつぶされそうになるかもしれません

今回は、そんな時期にそっと寄り添い、時には逃げ場所になり、時には武器をくれる本を厳選して紹介します。

活字が苦手でも読めるマンガや、今の10代に人気の小説も含めて15冊集めました。

今のあなたの気分に合う一冊を、探してみてください。

目次

不登校のつらい気持ちを代弁してくれる本・小説

誰にも言えない孤独や、学校という場所への違和感。

自分だけの悩みだと思っていたことが、物語の中に描かれていると、「ひとりじゃない」と思える瞬間があります。

①『かがみの孤城』(辻村深月)

かがみの弧城 上 

学校での居場所をなくし、部屋に閉じこもっていた中学生の「こころ」。

ある日、部屋の鏡が光り出し、中に入るとそこは不思議な城でした。

そこには、似たような境遇の7人の中学生が集められていて……。

不登校をテーマにした現代の決定版とも言える小説です。

学校に行けない苦しさ、親への申し訳なさ、そして「どうして行けないのか自分でもわからない」という葛藤がリアルに描かれています。

ラストの伏線回収は圧巻。読み終わった後、きっと世界が少し優しく見えるはずです。

②『西の魔女が死んだ』(梨木香歩)

西の魔女が死んだ

「魔女修行の始まりは、早寝早起きと、自分の意思で決めること」

中学に入ってすぐに学校に行けなくなった「まい」が、田舎に住むおばあちゃん(西の魔女)のもとで過ごすひと夏の物語。

何もできない自分を責める必要はありません。

ただ、日々の生活を丁寧に送ること。自分が心地よいと感じるペースを取り戻すこと。焦らなくていいんだよ、と優しく背中をさすってくれるような一冊です。

読書感想文の定番ですが、大人に言われて読むのと、自分で選んで読むのとでは感じ方が全く違います。

③『学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで』(岡田麿里)

「脚本家・岡田麿里の自伝的エッセイ」 大ヒットアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の脚本家が、自身の不登校体験を赤裸々に綴った一冊。

「学校に行こうとするとお腹が痛くなる」「周りの目が怖い」。

そんな生々しい感情や、独特な親子関係が描かれています。

クリエイターとして成功した人の話ですが、決してきれいごとだけではありません。「ダメな自分」をさらけ出すことの強さを教えてくれます。

④『むらさきのスカートの女』(今村夏子)

「正常と異常の境界線はどこにある?」 芥川賞受賞作。

社会とうまく馴染めない女性たちを描いた、少し不気味でユーモラスな物語。

「普通」に生きることが難しいと感じている人におすすめです。

「学校に行くのが普通」「働くのが普通」。
そんな「普通」の枠組みから外れてしまった人たちの視点が、独特のリズムで描かれます。

世の中にはいろんな「ズレ」を抱えた人がいるんだ、と少し肩の力が抜けるかもしれません。


学校を忘れて没頭できるおすすめのマンガ・エンタメ本

不安で眠れない時や、嫌なことを考えすぎてしまう時は、物語の世界へ「逃げる」のも立派な解決策です。熱中できる時間は、心のエネルギーを回復させてくれます。

⑤『キングダム』(原泰久)

「どん底から這い上がるエネルギー」

中国の春秋戦国時代を舞台に、戦争孤児の少年が将軍を目指す大河ロマン。

マンガだけではなくアニメも放映されています。

学校という狭い世界にいると忘れがちですが、世界は広く、人生は長いです。

主人公・信の、何度倒されても立ち上がる「雑草魂」は、見ているだけで熱くなります。

理屈抜きに、ページをめくる手が止まらなくなる没入感。

⑥『銀の匙 Silver Spoon』(荒川弘)

「逃げた先で出会う、新しい価値観」

進学校での競争に敗れ、学力競争のない農業高校へ「逃げる」ように入学した八軒勇吾。そこで出会うのは、偏差値とは無縁の、命と向き合う濃厚な日々でした。

「逃げることは、負けじゃない」。

逃げた先にも新しい出会いがあり、学びがあり、人生は続いていくことを教えてくれます。進路や学歴に疲れてしまった中学生・高校生にこそ読んでほしい名作マンガです。

⑦『本好きの下剋上』(香月美夜)

「好きなものがあれば、人は強くなれる」

本が大好きだったのに死んでしまい、本が貴重な異世界に転生した主人公が、本を読むために自分で紙から作ろうと奮闘する物語。

「どうしてもこれがしたい!」という情熱が持つパワーに圧倒されます。

もし今、学校に行けなくても、あなたに「好きなゲーム」「好きなアニメ」「好きな動画」があるなら、それは立派な才能の種です。好きなことを追求する楽しさを思い出させてくれます。

正解がわからない時に。不登校中に「考える力」をつける本

時間がたっぷりある今だからこそ、学校の授業では教えてくれない「答えのない問い」について考えてみませんか?

考える力は、一生モノの武器になります。

⑧『14歳からの哲学』(池田晶子)

「考えること、それは生きること」

「死んだらどうなる?」「なぜ人を殺してはいけない?」「勉強しなきゃダメ?」素朴だけど深い問いを、14歳の読者に向けて語りかける哲学の入門書。

答えを教える本ではありません。

考えるヒントをくれる本です。大人の言うことに納得できない、世の中のルールに違和感がある。

そのモヤモヤは、あなたが賢くなっている証拠です。この本との対話を通じて、自分なりの答えを探してみてください。

⑨『君たちはどう生きるか』(吉野源三郎/羽賀翔一)

「80年以上読み継がれる、生き方のバイブル」 15歳のコペル君が、学校での出来事や社会の矛盾について悩み、叔父さんとノートを交換しながら成長していく物語。

古い本ですが、中身は全く古くありません。

いじめ、貧困、勇気。現代の中学生・高校生が直面する悩みと同じテーマが扱われています。

「人間としてどうあるべきか」という問いは、学校の成績よりもはるかに大切なことです。マンガ版なら読みやすく、深く心に残ります。

⑩『友だち幻想』(菅野仁)

「みんな仲良く、なんて不可能だ」 学校で教えられる「みんな仲良く」という同調圧力に苦しんでいませんか? 社会学者が、人間関係の作法をドライかつ実践的に説く一冊。

「気の合わない人と無理に仲良くする必要はない」「並存(お互いに干渉せず、そこにいることを認める)」という考え方は、人間関係に疲れた心に特効薬のように効きます。

クラスという狭い箱の中の人間関係がすべてではないと、論理的に理解できるでしょう。

「将来が不安」「手遅れかも」と思った時に読む本【戦略・実用】

「勉強が遅れている」「履歴書に空白ができる」。そんな不安を吹き飛ばし、これからの人生をサバイブするための戦略を授けてくれる本です。

⑪『ドラゴン桜』(三田紀房)

「社会のルールは、頭のいい奴が作っている」 弁護士・桜木建二が、落ちこぼれの高校生たちを東大合格へ導く受験マンガ。

ただの勉強マンガではありません。「社会の仕組み」を知るための本です。

「勉強は自分の頭で考える力をつけるためにする」「搾取されたくなければ勉強しろ」というメッセージは強烈です。

学校に行かなくても、勉強は一人でできます。むしろ、自分のペースで効率よく学ぶためのヒントが詰まっています。

⑫『逆転力:ピンチを待て』(指原莉乃)

「弱さを武器に変える戦略」 元アイドルの指原莉乃さんが書いた新書。スキャンダルや挫折をどう乗り越え、武器に変えてきたかが語られます。

不登校は、見方を変えれば「人と違う経験をしている」という個性です。

きれいごとではなく、自分の弱点やコンプレックスをどう見せて、どう社会で立ち回るか。

その「世渡り術」は、学校の教科書には絶対に載っていません。したたかに生きるヒントが得られます。

⑬『13歳のハローワーク』(村上龍)

「好きなことから、仕事を見つける」 500種以上の職業を紹介したガイドブック。

学校に行っていると「偏差値の高い高校・大学に入ること」がゴールになりがちです。

でも、社会には驚くほど多様な仕事があります。

パラパラとめくって、「こんな仕事があるんだ」「これなら自分にもできそう」と妄想するだけで、将来の選択肢が広がります。

5. 「手遅れ」なんてない。学校の外にある世界を知る本

最後に、学校という枠組みを飛び越えて活躍する人たちの本を紹介します。

⑭『不登校だった私が売れっ子Webライターになれた仕事術』(三谷愛)

「パソコン1台で、世界とつながる」 元不登校の著者が、どうやってスキルを身につけ、仕事を得ていったのか。

現代なら、学校に行かなくてもインターネットを通じて仕事をすることができます。

プログラミング、ライティング、動画編集。中学生・高校生のうちからスキルを磨けば、大人顔負けの活躍をすることだって可能です。

「学校に行かない=人生終了」ではないという、具体的な希望が見える一冊です。

⑮『冒険に出よう』(安藤美冬)

「レールを外れることは、冒険の始まり」 SNS時代の新しい働き方を提唱する著者が、若者に向けて送るメッセージ。

「未熟なままでいい、まずは動いてみよう」という言葉に勇気づけられます。学校というレールから降りてしまったのではなく、自分だけの冒険コースに入ったのだと捉え直すことができるでしょう。


まとめ|不登校の時期に読んだ本は、一生の味方になる

ここまで、不登校中学生・高校生おすすめの本を紹介してきました。

「もう手遅れだ」と焦る気持ちも、「これからどうなるかわからない」という不安も、本を読むことで少しずつ整理されていくはずです。

学校に行っている同級生たちが教科書を読んでいる間に、あなたはこれらのを通して、人生の深い部分を学んでいます。その経験は、大人になってから必ずあなたを支える強さになります。

まずは、タイトルを見て気になった一冊を手に取ってみてください。 そのが、今のあなたの唯一の理解者となり、次の一歩を踏み出すきっかけになることを願っています。

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