「学校に行きたくない」
「これからどうなるのかわからない」。
学校に行っていない時間は、罪悪感や不安で押しつぶされそうになるかもしれません
今回は、そんな時期にそっと寄り添い、時には逃げ場所になり、時には武器をくれる本を厳選して紹介します。
活字が苦手でも読めるマンガや、今の10代に人気の小説も含めて15冊集めました。
今のあなたの気分に合う一冊を、探してみてください。
不登校のつらい気持ちを代弁してくれる本・小説
誰にも言えない孤独や、学校という場所への違和感。
自分だけの悩みだと思っていたことが、物語の中に描かれていると、「ひとりじゃない」と思える瞬間があります。
①『かがみの孤城』(辻村深月)

学校での居場所をなくし、部屋に閉じこもっていた中学生の「こころ」。
ある日、部屋の鏡が光り出し、中に入るとそこは不思議な城でした。
そこには、似たような境遇の7人の中学生が集められていて……。
②『西の魔女が死んだ』(梨木香歩)

「魔女修行の始まりは、早寝早起きと、自分の意思で決めること」
中学に入ってすぐに学校に行けなくなった「まい」が、田舎に住むおばあちゃん(西の魔女)のもとで過ごすひと夏の物語。
③『学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで』(岡田麿里)

「脚本家・岡田麿里の自伝的エッセイ」 大ヒットアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の脚本家が、自身の不登校体験を赤裸々に綴った一冊。
④『むらさきのスカートの女』(今村夏子)

「正常と異常の境界線はどこにある?」 芥川賞受賞作。
社会とうまく馴染めない女性たちを描いた、少し不気味でユーモラスな物語。
学校を忘れて没頭できるおすすめのマンガ・エンタメ本
不安で眠れない時や、嫌なことを考えすぎてしまう時は、物語の世界へ「逃げる」のも立派な解決策です。熱中できる時間は、心のエネルギーを回復させてくれます。
⑤『キングダム』(原泰久)

「どん底から這い上がるエネルギー」
中国の春秋戦国時代を舞台に、戦争孤児の少年が将軍を目指す大河ロマン。
マンガだけではなくアニメも放映されています。
⑥『銀の匙 Silver Spoon』(荒川弘)

「逃げた先で出会う、新しい価値観」
進学校での競争に敗れ、学力競争のない農業高校へ「逃げる」ように入学した八軒勇吾。そこで出会うのは、偏差値とは無縁の、命と向き合う濃厚な日々でした。
⑦『本好きの下剋上』(香月美夜)

「好きなものがあれば、人は強くなれる」
本が大好きだったのに死んでしまい、本が貴重な異世界に転生した主人公が、本を読むために自分で紙から作ろうと奮闘する物語。
正解がわからない時に。不登校中に「考える力」をつける本
時間がたっぷりある今だからこそ、学校の授業では教えてくれない「答えのない問い」について考えてみませんか?
考える力は、一生モノの武器になります。
⑧『14歳からの哲学』(池田晶子)

「考えること、それは生きること」
「死んだらどうなる?」「なぜ人を殺してはいけない?」「勉強しなきゃダメ?」素朴だけど深い問いを、14歳の読者に向けて語りかける哲学の入門書。
⑨『君たちはどう生きるか』(吉野源三郎/羽賀翔一)

「80年以上読み継がれる、生き方のバイブル」 15歳のコペル君が、学校での出来事や社会の矛盾について悩み、叔父さんとノートを交換しながら成長していく物語。
⑩『友だち幻想』(菅野仁)

「みんな仲良く、なんて不可能だ」 学校で教えられる「みんな仲良く」という同調圧力に苦しんでいませんか? 社会学者が、人間関係の作法をドライかつ実践的に説く一冊。
「将来が不安」「手遅れかも」と思った時に読む本【戦略・実用】
「勉強が遅れている」「履歴書に空白ができる」。そんな不安を吹き飛ばし、これからの人生をサバイブするための戦略を授けてくれる本です。
⑪『ドラゴン桜』(三田紀房)

「社会のルールは、頭のいい奴が作っている」 弁護士・桜木建二が、落ちこぼれの高校生たちを東大合格へ導く受験マンガ。
⑫『逆転力:ピンチを待て』(指原莉乃)

「弱さを武器に変える戦略」 元アイドルの指原莉乃さんが書いた新書。スキャンダルや挫折をどう乗り越え、武器に変えてきたかが語られます。
⑬『13歳のハローワーク』(村上龍)

「好きなことから、仕事を見つける」 500種以上の職業を紹介したガイドブック。
5. 「手遅れ」なんてない。学校の外にある世界を知る本
最後に、学校という枠組みを飛び越えて活躍する人たちの本を紹介します。
⑭『不登校だった私が売れっ子Webライターになれた仕事術』(三谷愛)

「パソコン1台で、世界とつながる」 元不登校の著者が、どうやってスキルを身につけ、仕事を得ていったのか。
⑮『冒険に出よう』(安藤美冬)

「レールを外れることは、冒険の始まり」 SNS時代の新しい働き方を提唱する著者が、若者に向けて送るメッセージ。
まとめ|不登校の時期に読んだ本は、一生の味方になる
ここまで、不登校の中学生・高校生におすすめの本を紹介してきました。
「もう手遅れだ」と焦る気持ちも、「これからどうなるかわからない」という不安も、本を読むことで少しずつ整理されていくはずです。
学校に行っている同級生たちが教科書を読んでいる間に、あなたはこれらの本を通して、人生の深い部分を学んでいます。その経験は、大人になってから必ずあなたを支える強さになります。
まずは、タイトルを見て気になった一冊を手に取ってみてください。 その本が、今のあなたの唯一の理解者となり、次の一歩を踏み出すきっかけになることを願っています。

